キャリアウーマンの生理痛

生理痛に悩む女性は学生・主婦に限らず、キャリアウーマンも多いです。 ひどい生理痛は婦人病が隠れている恐れもあるので無理は禁物、婦人科の診察を受けたいところですが、 仕事が忙しく、病院へは行かず鎮痛剤でごまかしている人も多いようです。 仕事が忙しく、ある程度責任があるポストに就いている女性は、このような傾向にあります。

・仕事のストレスが大きく、生理痛も重くなる
・生理は病気じゃ無いからと我慢しがち
・忙しさにかまけて、病気の発見が遅れてしまう。

もし将来出産をする予定があるなら、なおさら早く婦人科を受診すべきです。 生理痛でつらくても我慢して仕事をし続ける女性は多いですが、本当は生理休暇制度があってもなかなか取得しづらいようですね。 また、デスクワークが多くて運動不足であることも、生理痛がひどくなる原因のひとつです 。 頭を使っていても体をあまり動かしてしないという人は、意識してストレッチやウォーキングなどをするようにしましょう。
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初潮年齢は年々下がってきて、最近では小学校の5・6年生ごろに来るのが普通のようです。 生理に不快感と痛みは付き物というイメージがありますが、10代のころから生理痛はあったのでしょうか? 初潮を迎えて間もない年頃の女の子も、生理痛で悩むことが多いです。 この場合、子宮が未成熟なために起こる機能性月経困難症であると思われます。

出産を経験していない10代のころは子宮の出口も硬くて狭いため、生理のときにうまく内膜を排出できないのです。 経血を排出しようと圧力がかかるので、生理痛として表れてきます。 10代の生理痛は病気じゃ無いから放っておけばいいというわけではなく、生理を重ねるうちに子宮内膜症の可能性も出てきます。

子宮内膜症は経血が逆流して、子宮以外の部分に内膜組織ができてしまう病気です。 生理を繰り返すごとに、子宮内膜症になる確率も高くなります。 特に初潮が早い女性は子宮内膜症のリスクも高いので、まだ10代だからと安心せずにひどい痛みのときは婦人科を受診しましょう。
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生理と生理痛は出産を経験することで感じ方が変わってきますが、加齢によっても変化してきます。 特に生理に変化が訪れるのが、更年期に差し掛かってからです。

更年期は閉経から前後5年ぐらいの期間を指しますが、個人差もあり年代はまちまちです。 最も更年期に入るのが多いのが、40代後半に入ってからと言われています。 更年期に入ると、今まで生理が順調だった人も生理不順になってきます。
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生理周期も短縮したり長くなったり、そのようなことを繰り返すうちにやがて閉経が訪れます。 生理の出血にも変化があり、多い月もあれば少ない付きもあります。 多くの人の場合、更年期になると生理痛はだんだん軽くなるようですが、まれにひどい生理痛に悩まされ続ける人もいます。

このようなケースは、やはり婦人科系の病気が隠れている可能性が高いです。 生理痛だけではなく、更年期障害も心と体に大きな影響を及ぼすので、辛い時には我慢せず、病院での治療を受けるのが良いでしょう。