生理中の胸の痛み

生理前から生理中にかけて「身体がだるい」と感じたことのある女性は多いでしょう。 痛みではないので「生理痛」ではないのですが、この倦怠感は痛みと同様かそれ以上に 女性を悩ませることがあります。

これには色々な原因が考えられ、黄体ホルモンの働きにより体温が上がりだるく感じることもありますし、 プロスタグランジンの働きで血圧が下がり貧血と同様の症状が出ている場合もあります。 また、血圧が下がることにより身体が冷え、それによりだるさや疲労感を感じる場合もあります。 また、経血が多い人はこれに出血による貧血が加わりますのでより一層強い倦怠感を感じることになります。

生理中のだるさは全ての事に影響を及ぼし、集中力が低下し、 物を落としたり零したりというちょっとしたミスを起こしやすなります。 学生の場合は勉強に集中できなくなり、社会人の場合は仕事のミスを犯しやすくなります。

冷えが原因の場合は衣類を工夫したりカイロやを使うことによりある程度改善することが出来ますから、 生理前や生理中に倦怠感を強く感じる人は、生理前になったらいつも以上に厚着をしたり、下着の上にカイロを貼るなどして工夫してみましょう。
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生理前になると、「ブラジャーがきつくなる」と感じたことのある人はいないでしょうか。 これは生理前に大量に分泌される黄体ホルモンが、乳腺を発達させ乳房を大きくする働きを持っているからです。 ですから生理前になると乳房が張り、バストサイズがアップするのです。 これはバストの大きさに悩んでいる女性には一見嬉しいことのようにも思えますが、 乳房が張ると重苦しさを感じたり、痛みを感じることがあります。 また、乳房が張っている時に胸部を押したりぶつけたりすると軽い衝撃でもとても強い痛みを感じることがあり、この痛みを強く感じる女性は横になる際に胸部を床に押し付けないように気を配らなくてはならないほどです。 この痛みは非常に物理的な強い痛みなので、生理前や生理中の満員電車などはこのような症状を抱える女性にとっては地獄です。 また、乳房の中にしこりや腫瘍がある場合にはその部分が生理前になると非常に痛むことがあります。 そのような部分的な痛みを感じたら、婦人科や乳腺関連のクリニックで一度診察して貰うのをおすすめします。
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生理痛と言えば「腹痛」のようなイメージがありますが、 実は「頭痛」も生理中の女性を悩ませる最も大きな原因の一つです。 女性でも生理痛とは腹痛のことだと思っていて、頭が痛くなっても生理のせいだと気づかない人もいます。 「生理前になると何故かいつも頭が痛くなる」という人がいたら、それは生理痛の一つです。

生理中の頭痛の原因は色々考えられますが、黄体ホルモンの急激な増減で 自律神経がバランスを崩して頭痛を引き起こしている場合もありますし、 血圧の低下や貧血により頭痛が起きている場合もあります。 頭痛は日常生活のあらゆる場面で障害となり、集中力がなくなり、
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イライラの原因になったりします。 この痛みは「休んでいれば治る」といった性質のものではありませんから、 寝ていても何をしていても女性を苦しめます。 このような頭痛は鎮痛剤で抑えることが出来ますので、 あまりにも辛い時や仕事で重大なプレゼンテーションがありミスが出来ない場合などには用いると良いでしょう。