PMS チェック

生理前にはほとんどの女性になんらかの不調のサインが現れます。そのサインは人により千差万別とも言えるほど多岐にわたりますが、大まかには以下のようにまとめられます。

（心の症状）
イライラ・怒りっぽくなる
涙もろくなる
頭が働かない
集中できない
気分が不安定になる
落ち込みやすい

（身体の症状）
肌荒れ
むくみ
異常な眠気または不眠
便秘または下痢
腹部の膨満感
乳房の張り
肩こり・腰痛
頭痛
皮脂分泌量増加
湿疹・かゆみ

程度に差はあれど、このような不調が主に生理前の一週間に現れます。これらが日常生活に支障をきたさない程度ならば問題ないのですが、仕事や生活に影響が出る場合、それはPMS（Premenstrual Syndrome）「月経前症候群」という病気に分類されます。

PMSは、日頃ストレスを抱えている人や神経質になりがちな人、責任感が強い人ほど抱えやすいと言われています。また、肉体的には”ホルモンバランスの急激な変化”が引き金であることから、日頃の生活の乱れもまた、見逃せない要因の一つです。

とはいっても、仕事などの関係で食事やベッドに入る時間がどうしても不規則になってしまう人もいるかもしれません。その場合は食事の内容自体を改善したり、良質な睡眠が得られるよう寝る前にストレッチを行うなど、自分にとって「無理なくできることだけ」を加えていくことでも、生理前に起こる不調の抑制が期待できます。大事なのは不調を抱える自分を責めないこと。

強いPMS症状を抱えていたとしても、それはあなたのせいではありません。生理前の不調を「甘え」と決めつけず、「つらいものは仕方ない」と認めることでも精神的な負担は軽くなります。