生理前に吐き気におそわれる場合

吐き気には様々な原因があります。 よくあるものではお酒の飲み過ぎや食あたりなどですが、それらに思い当たる節がなく、症状が現れたのが生理前の場合はPMSのサインかもしれません。

PMSによる吐き気の場合、その原因は”あの”生理中にズキズキした痛みを生んでいる物質、”プロスタグランジン”であると言われています。
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このプロスタグランジンは、特に生理中においては痛みを我慢すればするほど産生され、その分鎮痛剤も効きにくくなってしまうというなかなか厄介なシロモノ。 このことからも生理痛は我慢してはいけないということがわかりますね。

そんなプロスタグランジンによる不調に生理前からおそわれてしまったら… その後の生理の痛みは想像に難くありません。
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そこでPMSによる吐き気はまず予防が大切になってきます。 すでに吐き気を催してしまった場合も、それ以上体内でプロスタグランジンが産生されないよう努めます。

そのためにはまず、体を温め血行を良くしましょう。 おすすめは腰に使い捨てカイロを貼ること。 特に仙骨の辺りに貼ると子宮をはじめとする内蔵をよく温めることができます。 さらになるべく全身暖かい格好をしたうえで、血行を良くするために積極的に水分を摂りましょう。 そうすると子宮が収縮しやすくなりますから、無理に子宮を動かすためにプロスタグランジンを産生する必要がなくなります。 もちろん、これは生理痛にも効果があります。
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食事療法としては、青魚に多く含まれるEPA、DHA、更にビタミンB群がおすすめです。 ともに食品から摂るのが理想的ですが、これらはサプリメントからでも手軽に摂取することができます。

また、吐き気の症状に対して市販薬を飲むこともできますが、PMSによる吐き気とよく似た症状に「妊娠によるつわり」がありますから、少しでも妊娠の可能性がある場合には服薬は避けたほうがよいでしょう。