ストレスからくる生理痛

子宮や卵巣に異常もなく、生理痛の原因が思い当たらないという人は、一度ストレスを疑ってみましょう。 ストレスが溜まると、生理痛がひどくなってきます。 以前は生理痛が無かったのに最近急にひどくなったという人は、ストレスである可能性が高いです。 ストレスは自覚していなくても、体が正直に反応することもあります。 まずは最近、自分の身の回りで何か変化が無かったか考えてみましょう。

・職場や家庭の対人関係
・家計について
・子供の教育

ストレスが原因である場合は、鎮痛剤やホルモン治療よりも、ストレス解消が大事です。 自分の体がSOSを出していることに気付いたら、体を労わってあげましょう。 十分に休息を取ることはもちろん、泣いたり笑ったり、感情を吐き出すのも効果的です。 または運動してエネルギーを発散したり、夢中になれる趣味を見つけたりするのもいいですね。 自分なりのストレス解消法を探して、生理痛軽減を試みてはいかがでしょうか?
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生理のときの出血量が多いことを、過多月経といいます。 しかし、人の生理の量なんて分かりませんし、 いったいどこからが過多月経と考えて良いのでしょうか? 生理の出血の量は、ナプキンの使用頻度で分かります。 通常の人なら2時間ぐらいナプキンを交換しないでも持つのに、 夜用の大きなナプキンをしても、1時間と持たなければ過多月経と思って良いでしょう。

生理の血にレバーのような大きな血の塊が頻繁に出る場合も、量が多い傾向にあります。 経血の量が多い人は、生理痛もひどいことが多いです。 だんだんと症状がひどくなり生理痛も重くなっていくようなら、 子宮内膜症などの病気を疑ってみましょう。

また、あまりにも過多月経がひどいと、生理痛だけではなく貧血になる可能性もあります。 重い貧血の場合、めまいや倦怠感以外にも、動悸・息切れ・呼吸困難などの症状が表れることもあります。 貧血の程度によっては増血剤などの治療をすることもあるので、辛い場合は無理をせず婦人科を受診しましょう。
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生理痛がひどくて日常生活に支障をきたすなら、月経困難症と呼びます。 月経困難症には、器質性と機能性の二種類があります。

・器質性月経困難症
子宮内膜症、子宮筋腫、子宮後屈など病気や子宮の形・位置が原因で起こる症状です。 生理痛を軽くするには、元となっている病気を治療するしかありません。 多くの場合、鎮痛剤服用など対処療法をしますが、病巣が大きければ破裂を避けるために一刻も早く手術が必要です。 妊娠を望まないのであれば、子宮や卵巣を全摘出する方法もありますが、卵巣や子宮を残しつつ患部だけを取り除く手術も行われます。

・機能性月経困難症
子宮や卵巣に異常が無いのに、生理痛がひどい症状のことを指します。 子宮口が狭い、ストレス、プロスタグランジンが過剰に分泌されて子宮が過敏に収縮するなどの原因が考えられます。 子宮口が狭かったり硬かったりするために生理痛が起きてしまう人は、一度出産を経験すると驚くほど痛みが軽減することもあります。