出産後の生理痛

出産前に生理痛がひどかった人も、子供を産めば生理が軽くなるなんて噂がありますよね。 「出産後の生理痛は軽い」という根拠は、いったいどこにあるのでしょうか? 生理痛の原因のひとつに、子宮口が未成熟で硬いということが挙げられます。

出産経験が無いと子宮頚管・子宮口も狭くて硬いので、生理のたびに痛みを感じるのだそうです。 お産を経験すると子宮口は柔らかくなるので、そのために「生理痛が軽くなった」と感じる人がいるようです。 また、子宮後屈のせいで生理痛が重くなる人もいますが、お産を機に子宮後屈が治ってしまう場合もあります。 そのような場合もやはり、生理痛が軽くなります。

ただし、生理痛の原因は子宮口の硬さや子宮の位置だけではなく、産後の体の変化も人によって異なります。 そのため、必ずしも出産によって生理痛が軽減するというわけにはいかないようです。 中には骨盤がゆがんだせいで余計ひどくなったなんて人もいるので、産後は体に負担がかからないように、しっかり養生することが大切ですね。
Sponsored Link


生理周期と生理痛の関係

生理周期は、生理が始まってから次の生理の前日までをひとくくりとして、約28日で繰り返します。 正常とされている生理周期の範囲は25日から38日で、人によってはもっと短かったり長かったりします。 生理周期には、エストロゲンとプロゲステロンという二つの女性ホルモンが関わってきます。

生理が終わってから排卵があるまでの間はエストロゲンの分泌が多く、肌のつやも良くなります。 しかし、排卵があった後は黄体ホルモンの分泌量が増えてきて、生理が始まると激減します。 このときに、生理痛を始めとする体の不調が起きます。

生理が始まってからの生理痛の原因は、黄体ホルモンではなくプロスタグランジンという物質です。 プロスタグランジンは子宮を収縮し、いらなくなった生理の血を外に出そうとするのですが、これが痛みの原因になるのです。 キリキリと強く痛む場合も多く、子宮内膜症や筋腫があれば日常生活に支障をきたすほど、激しい生理痛の場合もあります。
Sponsored Link


生理中にのぼせてしまうとき

生理中の不快な症状として、あまり多くはありませんが「のぼせ」という症状があります。 とくにのぼせやすい人は、生理不順を自覚している人が多いです。 そもそも、なぜ生理不順だとのぼせやすいのでしょうか?

生理不順はホルモンバランスの乱れで起こることが多いですが、 ホルモンバランスが乱れると、血流も悪くなります。 手足が冷えてそこに血液がうまくいかなければ、頭ののぼせもひどくなります。 一か所に血液が滞るのが原因なので、生理中の冷えは厚着だけではなかなか解消しません。

生理中ののぼせに悩んでいるなら、半身浴やヨガがオススメです。 どちらも血流を良くするのに、とても良い方法です。 半身浴の基本は、胸から下だけお湯に浸かるということです。 寒いときは少し温度が高くてもいいですが、37度ぐらいのお湯に20分ぐらい浸かりましょう。 ヨガをするときは、ポーズだけを真似るのではなく、呼吸法を正しく行いましょう。 ゆっくりと鼻から空気を出して、鼻から吸い込むのがヨガの腹式呼吸ですが、 難しければDVDを観たり教室に通ったりして、覚えるのもいいですね。