育児中にもあらわれるPM

女性は妊娠すると生理が止まるため、その間PMSや辛い生理痛に悩まされることはなくなります。 もちろん妊娠中も「つわり」をはじめとして女性を襲う不調がなくなるわけではないのですが、妊娠中は周囲の理解が得られやすい分、カラダもココロも休ませやすい環境にあるといえます。

そして出産を経てママとなった後、生理周期とともにPMSの症状は再びやってきます。 中には出産を経験して症状が消えたという人もいますが、逆に産前よりひどくなったと感じる人もいます。
Sponsored Link


いずれにせよ、産後にイライラをはじめとするPMS症状が出てしまうと、そのせいでつい子どもにキツくあたってしまうというようなことも起こりえます。
もちろん、子どもや周囲の人を傷つけたくて怒っているのではありません。 辛くあたることで気持ちが楽になるわけでもないのに、カッとなってしまうことが自分でもとめられないのです。 ですが普段は子どもが可愛くてしかたないくらいなので、生理が始まって症状から開放されると自己嫌悪に陥ってしまうこともあります。
Sponsored Link


では、育児中にイライラしてしまった時はどうしたら良いのでしょうか。 こんなときはまず自身のカラダの状態に目を向けてみましょう。

体が冷えていませんか?鉄分とビタミンB群は足りていますか? 血行不良や鉄分・ビタミンB群不足はいずれもPMSの症状を悪化させます。
Sponsored Link


また、”幸せホルモン”と呼ばれるセロトニンを増やすことも効果的です。 それにはセロトニンの材料であるトリプトファンを摂り、日光をよく浴びること。同時に軽い運動を行うこともおすすめです。 トリプトファンはたんぱく質を多く含む食品から摂取できます。 牛乳(苦手な人は牛乳ビスケットもおすすめ)をはじめとする乳製品やバナナなどの果物、大豆製品、肉類などが該当します。

ただし生理が始まっても症状が続くような場合は「うつ」などの精神疾患が隠れている可能性がありますから、婦人科や心療内科を受診しましょう。 子どもとうまくいかない悩みを抱えているならば、一緒にカウンセリングを受けることもおすすめです。