生理痛で病院を受診するには

ひどい生理痛は、いったいどのくらいのものなのでしょうか? 人によっては子宮を握りつぶされるような痛みと表現する場合もありますし、 生理初期は食事も摂れず、ベッドから出られないという人もいます。

特に未婚女性の場合、病院へ行くのが怖いという人も多いですが、 ここまでひどい生理痛を放っておいては仕事・勉強にも支障をきたしてしまいます。 子宮や卵巣に病巣がある場合は放っておくとだんだん大きくなってしまうこともあるので、早めに病院を受診しましょう。 生理痛で病院を受診するなら、婦人科です。

子宮内膜症や子宮筋腫などの検査をキチンと行ってくれるところがいいですね。 病院を受診する時には、初潮年齢や生理周期、最終生理について聞かれます。 生理中にはちゃんとした診察ができないので、生理が終わってから行くようにしましょう。 ただし、症状が辛いときには我慢しないで、すぐにでも病院に行ってくださいね。 血液・尿検査、超音波検査以外にも内診をすることもありますが、恥ずかしがらずに勇気を出して受診しましょう。
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生理痛と遺伝

母親と娘の体質が似るのは良くあることですが、生理痛も遺伝するのでしょうか? 生理痛の原因はストレス、骨盤のゆがみ、子宮内膜症など様々なことがあるので、 遺伝はあまり関係ないと言われています。 母親にはほとんど生理痛が無いのに、娘は生理痛が重く、 理解してもらえないなんてケースもあるぐらいです。 ただし、遺伝による生理痛もあります。

母親から遺伝しやすいのは、子宮の傾きです。 母親が子宮後屈だと、その娘も同じような子宮の位置になることが多いようです。 子宮後屈は病気ではありませんが、前屈よりも生理痛が重くなる傾向にあります。 あまりにも反り返りが強いと、不妊の原因にもなります。

他にも食生活や生活習慣が似通ってしまうため、母親と娘が似通ってしまうことは多いですが、 生活習慣なら努力しだいで改善できますよね。 遺伝だからと諦めて何もやらないのではなく、少しでも痛みを軽減させて快適な日々を過ごせるようにしたいものです。
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生理痛と下痢の痛み

生理のときに決まって下痢になってしまい、通常の生理痛以外に下痢の痛みに襲われる人もいます。 そもそも、どうして生理のときに下痢になりやすいのでしょうか。 生理中の下痢も、やはりプロスタグランジンの仕業です。 プロスタグランジンは子宮の収縮だけではなく、腸運動も活発にする性質があるのです

人によっては生理時のプロスタグランジンの量が多いため、急激に腸が動くことで下痢になってしまいます。 生理時の下痢を予防するには、プロスタグランジンの過剰分泌を押さえるのが効果的ですが、 それには血行を良くして冷えを解消するのが一番です。 体が冷えると子宮が収縮しにくくなるので、余計にプロスタグランジンの量が増えてしまい、

生理痛の悪化や下痢に繋がります。 痛みがひどい場合には、鎮痛剤を服用するのも良いでしょう。 通常の下痢なら鎮痛剤は効きませんが、生理時の下痢は子宮の収縮と連動しています。 生理の前日に飲むようにすれば、下痢や生理痛の予防にもなります。
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