生理痛で漢方薬を使用する場合の注意点

生理痛と一口に言っても、その症状は人により様々です。 腹痛を感じる人もいれば頭痛を感じる人もおり、 乳房の張りに悩まさる人もいれば虚脱感で思うように動けなくなる人もいま 漢方薬は市販の鎮痛剤とは違い、同じ生理痛の薬でも個人の身体の体質や症状により 使用する薬やその効果が違います。

ですから自分の症状に合った薬を選ばないと、 いくら「生理痛に効く」と表示されている漢方薬を飲んでも期待するほどの効果は得られないのです。

漢方薬はイブやバファリンなどの鎮痛剤とは違い、生理痛に対しての即効性は期待できません。 しかし、副作用が少なく、体質を改善することが出来るので長い目で見れば鎮痛剤などを用いるよりも身体に良いと言えるでしょう。 鎮痛剤と生理痛に効く漢方薬は一見その効果が似ているように思えますが、市販の鎮痛剤が「生理痛が起きてからそれを感じないように対処する」のに対し、漢方薬は「服用者の身体を生理痛が起こらない身体にする」のでその目的が全く異なっています 。

漢方薬は安全性が高いのですが、個人の体質によりその効果が大きく変わり、 間違った漢方薬を使用していると全く効果が得られないのが問題です。 生理痛で漢方薬を使用するのなら、出来るだけ専門の医師や薬剤師のアドバイスを仰ぐようにしましょう。
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生理中に眠くなるのはなぜ?

生理痛はひどくないけれど、やたらと生理中に眠くなって仕事にならないと悩む女性も多いですね。 生理は卵子が受精しなかったとき、子宮内膜が剥がれておきます。 そのときに血液も排出されるので、体は一仕事を終えて、かなりお疲れモードに入っています。 生理中に眠くなってしまうのは、体力を温存しようと防御反応が働いているからとされています。

だから眠たいときには寝て、ゆっくりと体を休ませるのが一番です。 とはいえ、仕事に支障をきたすまで眠気に襲われるのは、さすがにちょっと症状が重いと思われます。 ひどい場合には、専門家によるカウンセリングや薬での治療も必要になってきます。

生理中に眠気が強くなる原因をたどっていくと、根本には冷え、運動不足、栄養バランスの乱れが潜んでいることもあります。 生理痛をほとんど自覚していなくても、体は眠気というSOSサインを出しているということになります。 あまりにも眠気がひどいときには、婦人科などで相談してみるのも良いのではないでしょうか。
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生理中には飲酒を避けよう

生理中には飲酒を避けたほうがいいといいますが、いったいなぜお酒を飲んではいけないのでしょうか? 良く言われているのが、「血液の循環が活発になって出血が多くなる」や「血管が収縮して生理痛がきつくなる」などの説です。 しかし、生理で出血するのはもともと要らなくなった血液ですし、生理と出血量の関係はあまりはっきりしません。

生理中にお酒が良くないのは、体の機能が低下してしまうためです。 そのため、いつもよりもアルコールの分解がうまくできずに、酔いやすくなってしまいます。 吐き気や頭痛など、二日酔いの症状もいつもより強く出る傾向にあります。
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生理中のお酒は絶対にダメなのではなく、いつもよりは控えめにしたほうがいいでしょう。 普段からお酒に弱い体質ならさらに弱くなるので、そのような人は避けた方が無難です。 お酒が好きで少量のアルコールが気分をリラックスさせるのであれば、飲酒も良いかと思います。 しかし、あくまでも飲み過ぎと体の冷えは、いつもよりも特に気を付けて下さいね。